電子書籍のメリット・デメリットを紹介!紙の本との違いを徹底比較
出版の世界にもIT化の波がきています。
電子書籍が本格的に普及し出してからある程度の時間が経ち、今では電子書籍ユーザーを見ることも全く珍しくなくなってきました。
では、記事執筆時点の現在で電子書籍はどれくらい普及しているのでしょうか?
また、電子書籍を使うことにはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
このサイトの管理人である私は、漫画、小説、ビジネス本などのあらゆる「本」を電子書籍で読んでいます。
電子書籍として所有している本の数は10,000冊を超えています。
そんな私が「電子書籍のメリット・デメリットや、紙の本との違いを徹底比較」してまとめてみました。
特に、電子書籍をこれから使うかどうか悩んでいる人に、ぜひ参考にしてもらいたく、この記事を書きました。
電子書籍の現状について把握できるようになっていると思います。
電子書籍の普及率・市場規模
電子書籍の普及率
現在、電子書籍と紙の本の利用者はどちらが多いのでしょうか?
MMD研究所の「2018年8月 電子書籍の利用に関する調査」によると、電子書籍の利用経験は44.7%になったとのことです。
ただし、これは過去に一度でも利用したことがある人が入っていて、習慣的に利用している人は23.7%となっています。
本を読む人の約1/4が、習慣的に電子書籍を使っています。
電子書籍には、さらなる普及の余地があると言えるでしょう。
これから電子書籍を使い始める方も、まだまだ「早く電子書籍を使い始めた人」の部類に入ると思います。
ちなみに男女別でデータを見てみると、男性は51.0%、女性は38.5%となり、男性の半数以上に電子書籍の利用経験があると回答しています。
男性の方が電子書籍の普及率が高いです。
電子書籍の市場規模とその変化
電子書籍の市場規模の変化はどうなっているのでしょうか?
電子書籍の市場規模は、年々伸び続けています。
インプレス総合研究所の「電子書籍ビジネス調査報告書2018」によると、2017年度の電子書籍市場規模は前年比13.4%増の2241億円になったとのことです。
2015〜2018年の市場規模を見てみると、1266億円、1584億円、1976億円、2241億円と伸び続けています。
そして、今後もさらに伸び続けることが予想されています。
先ほどの電子書籍普及率の約1/4もさらに伸びていくと思われます。
内訳を見てみると、電子コミック市場規模は1845億円で、コミックが市場の8割を占めています。
特に、コミックを中心として、電子コミックの市場規模が伸び続けています。
電子書籍のメリット・デメリット
では、電子書籍ユーザーたちは電子書籍のどんなところに魅力を感じて、電子書籍を使っているのでしょうか?
数多くの電子書籍を使っている私なりに感じたメリットや逆にこの部分は紙の本の方が優っていると思うデメリットを紹介していきます。
電子書籍のメリット
1.本を安く購入できる
紙の本は「再販制度」によって出版社が決定した価格から割引をすることができません。
それなので、どこの本屋で本や漫画を買っても価格が同じなのです。
これはコンビニやスーパー、ネット通販で購入しても一緒です。
そもそも、紙の本を割引することは法律違反なのでできないのです。
一方で電子書籍は、再販制度の対象外です。
割引をしても法律違反ではありません。
「ONE PIECE」や「名探偵コナン」を紙の本で読んでも電子書籍で読んでも内容は同じなのに、片一方は割引していいと言われるとなんだか不思議な制度な気がしますが、法律によってそう決まってしまっています。
多くの電子書籍ストアでは、割引キャンペーン等が行われています。
電子書籍ストアによる割引によって、電子書籍の方が定価や価格が安いことが多いです。
2.電子書籍サイトのポイントがつく
電子書籍にはポイントがつきます。
紙の本でも大手の本屋ではポイントが付く書店がありますが、三省堂:200円で1ポイント、紀伊国屋書店:100円で1ポイント、ジュンク堂書店:200円で1ポイント(※記事更新時点)と、ポイント還元率が0.5〜1%ほどしかありません。
一方で、電子書籍では30%〜50%ほどのポイントがつくキャンペーンが頻繁に開催されています。
一例は以下のようなキャンペーンです。
︎キャンペーン詳細はこちら
※キャンペーンは記事更新時点に確認したものです
電子書籍の方が定価が安いことに加えて、ポイントがつくことによって、さらに安く電子書籍の購入ができます。
3.無料で読める本がある
電子書籍ストアには、無料漫画でダウンロードできる本や漫画があります。
最新の漫画や人気漫画も無料の対象となっていることがあります。
一例は以下の通りです。
電子書籍ストアによっては、10,000冊を超えるような本や漫画を無料で読むことができます。
4.いつでもどこでも気軽に本を読める
電子書籍はデータなので、同期できる端末さえあればいつでも、どこでも気軽に本が読めます。
机に座ってPCで読むことも、ベットに寝転がったてタブレットで読むことも、電車で通勤・通学中にスマホで読むこともできます。
電波さえ通じていれば、好きな本をすぐに購入したり、購入済みの本をダウンロードしたりとすることで、どんな本でも読むことが可能です。
「いつでもどこでも気軽に好きな本を読める」ことは、電子書籍を使う上で大きなメリットです。
5.部屋のスペースが空く
全ての本を電子書籍にしてしまえば、もはや本棚は必要ありません。
部屋のスペースが大きく空きます。
全てとはいかなくても、半分ほどの本が電子書籍ならば、今よりも半分のスペースが節約できます。
このメリットは漫画好きの方には特に大きくなります。
例えば、「ONE PIECE」「名探偵コナン」を全巻揃えるだけでも、すぐに100冊を超えてしまいます。
電子書籍にしてしまえば、これが0冊に抑えられます。
6.家ですぐに読書を開始できる
紙の本で読書をしようと思うと本屋にいって本を買わなければいけません。
ネット通販を使うにしても、都内でも約1日ほど、場所によっては数日待たなければ本が届きません。
電子書籍を使えば、ダウンロードを開始して、数秒〜数分後には読書を始められます。
新刊も発売日の0時になった瞬間に読書を開始することができます。
7.絶版本を入手できる
絶版されてしまった古い本は本屋に並ぶことはなく、入手することが難しいです。
ネット通販サイトでも、定価より高いプレミア価格がついてしまっていることがあります。
電子書籍ならば、電子書籍化されてさえいれば、どんな本でもすぐに手に入れることができます。
電子書籍のデメリット
1.”物体間”がない
私自身も本が好きなので、本が並んでいる背表紙をみるとテンションが上がってきます。
本を読み終わった後に本棚に本を並べることもなんとも言えない充実感を感じていました。
しかし、電子書籍はデータなので、これらの喜びがなくなってしまいます。
読書感が薄れてしまうことがデメリットの1つです。
2.一部、電子書籍となっていない本がある
一部、電子書籍となっていない本があります。
もっとも電子書籍が普及している「漫画」に関しては、ほぼ全ての最新漫画が電子書籍化されているので、この心配がないです。
ただ、小説やビジネス本に関しては、一部電子書籍化されていません。
管理人の私が使っている上では、基本的には問題ありませんが、数ヶ月に1回ほど電子書籍化されていない本にあたってしまいがっかりとすることがあります。
3.一部、販売されるのが遅い本がある
電子書籍と紙の本の販売日が一緒の本があれば、一部、電子書籍の方が発売されるのが遅い本があります。
これは出版社の方針によるものだと思われます。
一部出版社では、できるだけ紙の本を買ってもらいたいがために、わざと電子書籍の発売日を送らせています。
4.目が疲れる
電子書籍を読むには、PC、タブレット、スマホが必要であり、どうしてもディスプレイをみる必要があります。
長時間ディスプレイを見つめていると目が疲れてしまいます。
ただ、このデメリットは、電子ペーパーを使った電子書籍専用リーダーを使うことによって解消することができます。
5.電子書籍サイトがサービス終了する可能性がある
実は、過去に中小の電子書籍サイトのサービスが終了してしまったことが何件かあります。
そうなってしまうと購入した電子書籍を読めなくなってしまう場合があります。
そこまで頻繁に起きることではありませんが、不安な場合は資本力の大きい大手電子書籍サイトを使うことをおすすめします。
Yahoo!JAPANによって運営をされている「ebookjapan」、Amazonによって運営をされている「Kindle」などは、サービス終了するリスクが極めて低いと言えるでしょう。
おすすめの電子書籍サイトは?
もし、この記事を読んで電子書籍を使ってみようかなと思った人は、まずはぜひともお試しで使ってみてください。
電子書籍デビューするのにおすすめの電子書籍サイトとしては、「ebookjapan」「Kindle」があります。
特に、ebookjapanは初めて利用する人限定で、最大5,000円分のポイントが還元されるキャンペーンをしていることがあります。
ebookjapanでは、無料で読める本や漫画も充実しているので、お金をかけずに電子書籍のお試しをすることが可能です。
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※キャンペーンは記事更新時点に確認したものです
電子書籍デビューするにあたっては、これ以上にないほどのお得なキャンペーンとなっています。
電子書籍サイトは、メールアドレスなどを入力するだけで無料ですぐに会員登録ができます。
まずは、お試しでもいいので電子書籍デビューをしてみて、使い心地を試してみてください。